皮膚の仕組みと役割 [美容と健康]

皮膚の構造


脂性肌を改善して健康な皮膚を保つために、まずは皮膚のしくみを理解しましょう。


皮膚は単なる1枚の皮ではなく、常に代謝し、神経やホルモンの影響を受け、また暑さ寒さなどの外部の環境にも反応して活動している、生きた臓器です。


皮膚は大きく分けて表皮と真皮の2層からなっています。表皮の細胞はケラチンというたんぱく質でできており、常に深いところで新しい細胞が生まれ、古くなった細胞は死んで角質となり、最後はアカとしてはがれていきます。これを「ターンオーバー」といい、表皮は約28日間で生まれ変わっています。


真皮は主にコラーゲンという繊維状のたんぱく質からできています。コラーゲンは皮膚の弾力を保つゴムのような繊維ですが、加齢とともにもろくなり、シワの原因となります。


真皮のコラーゲンも新陳代謝をしていますが、非常にゆっくりで、ひと通り生まれ変わるのに約2~6年かかるといわれます。


私たちがしているスキンケアは、ほとんどが表皮に対するもので、表皮のもっとも上にある角質層部分までしか到達しません。真皮の部分には外部からは化粧水も何も、ほとんど浸透しないようにできているのです。これは外界から身を守るために、皮膚には「バリアー機能」という働きがあるからなのです。

 

角質層のバリアー機能

 


角質層には通常30%以上の水分を含んでおり、また角質細胞間脂質という脂質があります。その脂質が水分と結合することで常に30%以上の水分が保たれ、この水はマイナス20℃になっても凍らず、湿度が0%になっても蒸発しないのです。このために人間はさまざまな環境でも生きていけるのです。


角質細胞間脂質にはいくつかの種類があり、もっとも重要なのが「セラミド」と呼ばれるものです。角質層は常に、セラミドによって水分を含んでいるため潤いと弾力があるのです。セラミドは加齢とともに減少するので、セラミドを補うのが最新のスキンケアになります。


角質層は外からの不要なものは通さないようにできているので、塩水や洗剤に触れてもしみることもなく、雑菌も体内に入ってくることもありません。このように体を守る働きをバリアー機能をいいます。


ところが、皮膚に湿疹ができたり乾燥したりして角質の表面が荒れてくると、このバリアー機能が壊れてしまいます。せっけんがしみたりするのはこのためで、肌が荒れると雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。


バリアー機能を壊さないように正しいスキンケアをすることが大切で、脂性肌のスキンケアの場合には、強い力でゴシゴシと皮脂を落すなどして表皮を傷つけることは避けなければいけません。

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